基礎の物理 9 原子と原子核

有馬 朗人(著)

有馬 朗人(著)

定価 5,170 円(本体 4,700 円+税)

A5判/260ページ
刊行日:1982年04月01日
ISBN:978-4-254-13589-3 C3342

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内容紹介

初学者向きに微視的な世界における現代物理学の概念を,多くの例をあげてわかりやすく解説する。〔内容〕量子論のあけぼの/光の粒子性/電子の波動性/ラザフォード・ボーアの原子模型/量子力学/原子と分子の構造/原子核の構造/素粒子

編集部から

目次

1. 量子論のあけぼの
 1.1 空洞輻射
 1.2 結晶体の比熱
2. 光の粒子性
 2.1 光の波動性
 2.2 ラウエ斑点とブラッグ条件
 2.3 光電効果
 2.4 コンプトン散乱
3. 電子の波動性
 3.1 電子のド ブロイ波
 3.2 電子の回折
 3.3 群速度と位相速度
 3.4 不確定性関係
4. ラザフォード-ボーアの原子模型
 4.1 水素原子のスペクトル
 4.2 ゼーマン効果
 4.3 ラザフォードの実験
 4.4 ボーアの量子仮説
 4.5 特性X線とモーズリーの法則
 4.6 フランク-ヘルツの実験
5. 量子力学
 5.1 波動方程式
 5.2 波動関数の解釈
 5.3 1次元の散乱問題
 5.4 1次元の束縛状態
 5.5 1次元調和振動子
6. 水素原子
 6.1 球対称な場における1粒子の運動
 6.2 角運動量
 6.3 水素原子の動径波動関数
 6.4 水素原子のエネルギー準位
7. 原子の構造
 7.1 原子の魔法数と周期律
 7.2 元素の化学的性質
 7.3 スピンとパウリの禁止則
 7.4 原子の角運動量
 7.5 アルカリ元素
 7.6 スピン-軌道相互作用と水素原子の微細構造
 7.7 Naのエネルギー準位
 7.8 He原子のエネルギー準位,ハートリー近似
 7.9 2電子状態と対称性
8. 磁場の中の原子
 8.1 正常ゼーマン効果
 8.2 ランデのg 因子
 8.3 異常ゼーマン効果
 8.4 シュテルン-ゲルラッハの実験
9. 分子の構造
 9.1 原子間力
 9.2 イオン結合
 9.3 水素分子イオンの水素分子
 9.4 分子スペクトル
10. 特殊相対論
 10.1 マイケルソン-モーレイの実験
 10.2 特殊相対論
 10.3 ローレンツ変換
 10.4 ローレンツ収縮
 10.5 時計の遅れ
 10.6 速度の合成
 10.7 光のドップラー効果
 10.8 時計のパラドックス
 10.9 特殊相対論における運動量とエネルギー
 10.10 エネルギーと運動量の保存
11. 原子核
 11.1 原子核の質量と半径
 11.2 原子核の構成
 11.3 核力
 11.4 原子核の結合エネルギー
 11.5 原子核の魔法数と殻構造
 11.6 原子核の磁気双極子モーメント,電気4極子モーメント
 11.7 原子核の変形
 11.8 原子核の崩壊
 11.9 原子核反応
 11.10 核融合,核分裂
 11.11 天体核現象
 11.12 メスバウワー効果
12. 素粒子
 12.1 ミュー粒子とパイ中間子の発見
 12.2 ディラック方程式の反粒子
 12.3 奇妙な粒子
 12.4 相互作用
 12.5 素粒子の分類
 12.6 重粒子数
 12.7 超多重項とSU(3)模型
 12.8 クォーク模型
 12.9 超10重項に属する粒子の性質
 12.10 保存則
 12.11 SU(6)模型とクォークの色と香り
 12.12 磁気能率
 12.13 チャームクォーク
 12.14 ニュートリノ
 12.15 パリティの破れ
 12.16 レプトン
13. 演習問題の解答
14. 索 引

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