シリーズ〈応用動物科学/バイオサイエンス〉 3 脳とプリオン ―狂牛病の分子生物学―

小野寺 節佐伯 圭一(著)

小野寺 節佐伯 圭一(著)

定価 2,860 円(本体 2,600 円+税)

A5判/100ページ
刊行日:2001年09月10日
ISBN:978-4-254-17663-6 C3345

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内容紹介

この10年大発生している「人畜共通」の危険な新型感染症の分子生物学的メカニズムを詳述する。〔内容〕プリオン病とは(スクレイピー/プリオン遺伝子他)/動物からヒトへのプリオン病(牛海綿状脳症:狂牛病)/ヒトプリオン病の分子生物学

編集部から

目次

1. プリオン病とは
 1.1 ヒトプリオン病
 1.2 スクレイピーおよびBSE
 1.3 プリオン研究の歴史
 1.4 スクレイピー病原体に関する仮説
 1.5 スクレイピー特異核酸の探究
 1.6 プリオン仮説の登場
 1.7 プリオンの概念
 1.8 プリオン感染価の測定
 1.9 電子顕微鏡によるウイルスの観察
 1.10 病原体の精製とプリオン蛋白の発見
 1.11 病原体の主要必須な成分PrPsc
 1.12 PrP遺伝子構造とその上流について
 1.13 PrP遺伝子の発現
 1.14 PrPによるアミロイド形成
 1.15 スタレイピー関連線維(SAF)
 1.16 PrPの生成,修飾および分解
 1.17 PrPcの機能
 1.18 プリオン形成機構
 1.19 αへリックスからβシートヘの転換
 1.20 トランスジェニックマウスとジーンターゲッティング
 1.21 種の璧
 1.22 プリオンの種差(株の存在)について
 1.23 病原体の潜伏期を支配するプリオン遺伝子
 1.24 プリオン遺伝子の変異
 1.25 酵母におけるプリオン遺伝子
2. 動物からヒトヘのプリオン病
 2.1 ウシ海綿状脳症
 2.2 スクレイピー
 2.3 伝達性ミンク脳症
 2.4 その他の動物の伝達性海綿状脳症
 2.5 ヒトにおけるプリオン病
 2.6 ゲルストマン-シュトロイスラー‐シャインカー病(GSS)
 2.7 その他のヒトプリオン病
3. ヒトプリオン病の分子生物学
 3.1 プリオン遺伝子の変異
 3.2 プリオン病の分類
 3.3 アミロイド斑型プリオン病
 3.4 シナプス型プリオン病
 3.5 家族性致死性不眠症(FFI)
4. 海綿状脳症の出来事の最近の進展
5. 参考文献
6. 索  引

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