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内容紹介
DNAやタンパク質をはじめ生物科学の理解に必須な巨大分子の構造,種類,機能を体系的に簡潔・明快に解説し,これらの分子の性質,構造,反応を調べる様々な方法についてその原理を説明する。理解を助ける多数の図版とカラー口絵を収録。初版2002年4月10日刊。
編集部から
目次
1.自然界の巨大分子
1.1 巨大分子と生命
1.2 DNAとRNA
1.3 タンパク質
1.4 多糖類
2.タンパク質の生合成
2.1 複製・転写・翻訳
2.2 フォールディング反応
2.3 翻訳後修飾
2.4 ソーティング
3.DNAとタンパク質の安定性
3.1 DNAの熱力学
3.2 タンパク質の熱力学
3.3 非共有結合相互作用
3.4 レナードージョーンズポテンシャル
3.5 タンパク質の立体構造
3.6 タンパク質の熱安定性
3.7 安定性の測定法
4. 巨大分子の精製
4.1 概 要
4.2 沈殿法
4.3 遠心法
4.4 クロマトグラフィー法
4.5 電気泳動法
5. 分子構造の研究法
5.1 化学構造の決定法
5.2 分子量の測定法
6. 立体構造の研究法
6.1 円偏光2色性スペクトル法
6.2 赤外線スペクトル法
6.3 Ⅹ線結晶解析法
6.4 中性子散乱法
6.5 核磁気共鳴法
6.6 化学シフトの利用
6.7 紫外可視スペクトル法
6.8 蛍光スペクトル法
7. 機能の解明
7.1 核酸の構造と機能
7.2 タンパク質の構造と機能
7.3 多糖類の構造と機能
7.4 酵素の構造と機能
8. 相互作用の研究法
8.1 透析法
8.2 超遠心法
8.3 電磁波散乱法
8.4 電子顕微鏡
8.5 走査型プローブ顕微鏡
8.6 表面プラスモン共鳴法
8.7 ツー・ハイブリッド法
9. 細胞内外の巨大分子
9.1 細胞内の巨大分子
9.2 細胞膜の巨大分子
9.3 細胞外の巨大分子
9.4 血液・体液中の巨大分子
9.5 情報伝達に関わる巨大分子
9.6 プリオンタンパク質
10. 反応ダイナミクス
10.1 反応速度の測定法
10.2 反応機構の解明
10.3 フィードバック機構と代謝過程
11. 参考文献
12. 索 引
執筆者紹介
【編集】
猪飼 篤
川喜田 正夫
星 元紀
【著者】
猪飼 篤(東京工業大学)