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内容紹介
遺伝子機能の発現とその制御の仕組み,組換えDNA技術を基礎とする遺伝子構造の解析,遺伝子の単離・改変などについて多数の図版を用いて丁寧に解説。現代生物学を理解し展望するのに必要な遺伝子に関する基本知識を学ぶのに好適の書。初版2002年8月30日刊。
編集部から
目次
1.分子遺伝学の幕開け一細菌とバクテリオファージの分子遺伝学-
1.1 遺伝子の本体
1.2 バクテリオファージの生活環
1.3 細菌染色体とプラスミド
1.4 E.coli遺伝子の配置の解析
1.5 細菌における遺伝情報発現の制御
2.遺伝子研究の手法
2.1 同位体標識法
2.2 分子サイズおよび密度の解析
2.3 制限酵素と組換えDNA実験の基礎
3.遺伝情報の発現一RNAとタンパク質の生合成-
3.1 DNAからタンパク質ヘー遺伝情報の流れのアウトラインと変換の分子装置
3.2 RNA合成反応
3.3 真核細胞のmRNAとその合成-RNAプロセシング
3.4 タンパク質の生合成
3.5 真核生物と原核生物のタンパク質合成
4.DNAの複製,修復と変異
4.1 複製過程の基本的特徴
4.2 DNA複製に関係するタンパク質
4.3 DNA複製のしくみ
4.4 真核生物の染色体とその複製
4.5 DNAの損傷と修復,遺伝子の変異
5.真核生物における遺伝子発現の制御
5.1 概 観
5.2 真核生物における転写開始のしくみ
5.3 転写開始の効率を制御する要因
5.4 RNAプロセシングと遺伝子発現制御
5.5 mRNAの安定性と遺伝子発現制御
5.6 翻訳レベルにおける遺伝子発現制御
5.7 タンパク質の分解と細胞制御
6.遺伝子の単離と改変遺伝子工学とその展開
6.1 組換えDNA実験-遺伝子クローニングと遺伝子操作-
6.2 DNAの分子クローニングー
6.3 ゲノム構造解析と遺伝子クローニング
6.4 遺伝子機能の解析と組換えDNA技術
6.5 遺伝子工学の展開と課題
7.参考書
8.索 引
執筆者紹介
【編集】
猪飼 篤
川喜田 正夫
星 元紀
【著者】
川喜田 正夫(工学院大学)