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シリーズ〈建築工学〉 1 建築デザイン計画
内容紹介
建築計画を設計のための素養としてでなく,設計の動機付けとなるように配慮。〔内容〕建築計画の状況/建築計画を始めるために/デザイン計画について考える/デザイン計画を進めるために/身近な建築/現代の建築設計/建築計画の研究/他
編集部から
目次
1.はじめに
1.1 建築の語源
1.2 理想の建築像
1.3 デザイン計画の意義
2.建築計画の状況
2.1 建築の仕事
建築の現場・建築の種類/建築の仕事の始まり―用途・地域・発注者
2.2 デザイン計画の職場と職能
建築技術者―建築計画・設計の職場と職能/職能の専門性/性能・コストから
生産方式へ
2.3 いろいろな建築とデザイン計画
建築の種別の歴史/発展の要因/施設マネージメントからの創造
3.建築計画の基礎
3.1 建築と空間
3.2 シェルターとしての建築
3.3 建築の各部構法
木造建築/鉄筋コンクリート造建築(RC造)/鉄骨造(S造)
3.4 建築の寿命
機能的耐用年数/構造的耐用年数/CHS住宅/S・I建築/
住宅の品質確保の促進等に関する法律
3.5 空間要素の制御
空間と制御/アクティビティ空間とサーキュレーション空間
/サーキュレーション空間
3.6 建築の内部空間
安定する空間/なわばり・すみわけ・行動圏/空間の序列づけ/
分割された空間の序列づけ/分割の手法/連結の手法
3.7 内部空間の形態
基本形/機能的形態と合理的形態
3.8 内部空間の寸法と大きさ
使う側からの寸法/つくる側からの寸法
4.デザイン計画について考える―建築計画の理論―
4.1 デザインの考え方
物質性と意味性/施設デザイン/デザイン計画からデザインへ
4.2 建築の力
妨げる/促進する/誘発する/総合的なカ
4.3 認識から設計へ
合理的な決め方/相互作用論の展開/決定方法の反省
4.4 初源的な空間形式一空間観
形態モデル/新しい展開/
空間形式の構想-プランニングからデザイニングヘ
4.5 デザイン計画の基本作法
先見性を持つこと/空間への責任/使用者の要求と機能性・安全・
バリアフリーなどの基本条件/生態環境の領域感覚/成長変化と耐久性/
環境共生カ・地域形成カ/アカウンタビリティ
4.6 建築デザインの評価
5.デザイン計画を進めるために―建築計画の方法―
5.1 働きかけとしてのプロセス:デザイン計画から設計へ
プログラムから始まるデザイン計画/デザイン計画プロセスに関する方法
5.2 建築の利用の仕組みづくり
5.3 空間と形態の方法
5.4 参加のデザイン計画
5.5 建築設計の仕事
設計の仕事/
建築・建築群の計画と設計―計画から設計へのプロセス事例解説
6.住まいと環境
6.1 住まいの建築論
住まいと暮らしと環境/住要求と住まいの発展・変容/住まいの計画課題/
住要求への歴史的対応形態/現代の住まいの目指すもの/住まいの共通性と
多様化/新たなニーズと計画課題
6.2 いろいろな住まいの設計論
住宅設計の2つの側面/個々の住宅におけるそれぞれの設計テーマ
7.現代の建築設計
7.1 建築設計の現代的方法
はじめに:拡大する設計領域/ものとしての建築/現象する建築/
行動とできごとの起こる空間/文脈の中の建築:都市,ランドスケープ,歴史/
おわりに:ガーデニングのような建築
7.2 近代建築史―年表と言説―
20世紀の建築思想の言葉(世界)/20世紀の建築思想の言葉(日本)
8.建築計画の研究
8.1 研究の歴史とこれからのテーマ
8.2 研究のまとめ方
研究の意義と個人的意味/建築計画研究の対象/はじめの第一歩/
研究のフレーム
8.3 デザイン研究の対象とまとめ方
研究の意義と対象/研究の方法
8.4 建築デザインの最適化
建築デザインの最適化/シュミレーションとモデリング/デザイン目的の
設定,計画問題,モデリング/モデルとシミュレーション/最適化の手法
9.参考文献
10.索 引
11.コラム:バリアフリーの建築基準
11.1 計画に関するいろいろな量
11.2 住まいの空間構成原理
11.3 20世紀の建築・住宅
執筆者紹介
【執筆者】服部岑生,佐藤 平,荒木兵一郎,水野一郎,戸部栄一,市原 出,日色真帆,笠嶋 泰,岸本達也