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シリーズ〈現代金融工学〉 6 モンテカルロ法の金融工学への応用
内容紹介
金融資産の評価やヘッジ比率の解析,乱数精度の応用手法を詳解〔内容〕序論/極限定理/一様分布と一様乱数/一般の分布に従う乱数/分散減少法/リスクパラメータの算出/アメリカン・オプションの評価/準モンテカルロ法/Javaでの実装
編集部から
目次
1. モンテカルロ法とは
1.1 いびつなサイコロ
1.2 本書の構成
1.3 金融工学における位置づけ
2. 極限定理
2.1 確率変数列の収束
一様収束と各点収束/概収束/確率収束/法則収束
2.2 大数の法則
2.3 中心極限定理
2.4 裾が厚い分布の中心極限定理
2.5 数値積分との比較
2.6 モンテカルロ法による数値例
2.7 章末問題
3. 一様分布と一様乱数
3.1 標準一様分布
3.2 線形合同法
最大周期/巡回群/ワードの長さによる制限
3.3 GFSR法
3.4 メルセンヌ・ツイスター
3.5 章末問題
4. 一般の分布に従う乱数
4.1 1変量乱数列
逆関数法/採択棄却法
4.2 多変量乱数列
超立方体に一様に分布する点列/一般の多次元分布
4.3 正規分布
逆関数法/極座標法/一般の多次元正規分布
4.4 章末問題
5. 分散減少法
5.1 分散減少法におけるシミュレーション効率の計測
5.2 負の相関法
5.3 制御変量法
負の相関法との組合せ
5.4 回帰分析法
5.5 マルチンゲール分散減少法
5.6 条件付きモンテカルロ法
5.7 層別化法
ラテン・ハイパーキューブ法/Curranの方法
5.8 加重サンプリング法
5.9 測度変換法
5.10 章末問題
6. リスク・パラメータの算出
6.1 差分商による近似
標準的方法/最適な微少変化/共通の乱数セット
6.2 サンプル・ペイオフを微分する方法
6.3 密度関数を微分する方法
6.4 章末問題
7. アメリカン・オプションの評価
7.1 計算手法の発展
7.2 停止時刻型モンテカルロ法
アメリカン・オプションへの応用/エキゾチック・オプション評価における
問題点/完全な将来予測を許すモンテカルロ法
7.3 バンドリング・アルゴリズム
7.4 バックワード・サーチ法
アメリカン・プット・オプション/経路依存型への拡張
7.5 Stratified state aggregation法
推移確率モデル/State aggregation/誤差の修正
7.6 ランダム・ツリーによる挟みうち法
ランダム・ツリー/High estimator/Low estimator/推定値の性質/
挟みうち法/計算負荷
7.7 確率的メッシュによる挟みうち法
確率的メッシュ/メッシュ推定量とパス推定量/点推定値と信頼区間/
アルゴリズム
7.8 章末問題
8. 準モンテカルロ法
8.1 準モンテカルロ法とは
8.2 van der Corput列
8.3 Low-discrepancy列
discrepancyとは/多次元のdiscrepancy/いろいろなlow-discrepancy列
8.4 準モンテカルロ法での正規分布
8.5 章末問題
9. Javaでの実装
9.1 インターフェイス
9.2 クラス
9.3 プログラム例
10. 章末問題の略解
11. 参考文献
12. 索 引
執筆者紹介
【監修】
木島 正明
【著者】
湯前 祥二(法政大学)
鈴木 輝好(北海道大学)