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シリーズ〈栄養と疾病の科学〉 1 摂食と健康の科学
高田 明和(編)
内容紹介
食と健康(疾病)に関する最新情報をエビデンスに基づき提供。〔内容〕肥満の予防と治療/味覚の受容/味覚情報の伝達と中枢処理/空腹感と満腹感/腸と栄養,腸内細菌との共生/精神栄養学からみた食/ブドウ糖と脳/糖質と健康/ほか
編集部から
目次
序章 肥満の予防と治療[高田明和]
0.1 肥満のしくみ
0.2 治療
0.3 外科療法
0.4 まとめ
第1章 味覚の受容[樽野陽幸]
1.1 味覚
1.2 味蕾
1.3 味蕾の再生
1.4 苦味の受容
1.5 甘味の受容
1.6 うま味の受容
1.7 苦味・甘味・うま味の味細胞内シグナル伝達
1.8 苦味・甘味・うま味の神経伝達〈味細胞特殊イオンチャネルシナプス〉
1.9 酸味の受容
1.10 塩味の受容
1.11 まとめ
第2章 味覚情報の伝達と中枢処理[山本 隆]
2.1 摂食と味覚
2.2 脳内味覚伝導路
2.3 味刺激による反射
2.4 味の識別機構の考え方
2.5 第一次味覚野における情報処理
2.6 第二次味覚野における情報処理
2.7 前頭前野(第3次味覚野)の働き
2.8 おいしさと食行動
2.9 おいしさの脳機序
2.10 味覚学習
第3章 空腹感と満腹感[箕越靖彦]
3.1 恒常的摂食調節機構を司る視床下部の神経回路
3.2 代謝センサーAMPK による摂食調節機構
3.3 代謝センサーAMPK による炭水化物選択行動の制御
3.4 まとめ
第4章 食と栄養・腸内細菌との共生[渡邊 昌]
4.1 食事摂取基準とホメオスターシス
4.3 原腸からヒト腸管への進化
4.4 成長と栄養補給
4.5 腸内細菌
4.6 臨床栄養
4.7 まとめ
第5章 精神栄養学からみた食[香川靖雄]
5.1 精神の活動評価,病態の診断
5.2 脳の厳格な栄養要求
5.3 脳の機能向上と脳の分子機構
5.4 抗ストレスと栄養
5.5 脳画像による精神栄養学
5.6 精神疾患の遺伝的・環境的要因と患者数増加
5.7 うつ病の食事による予防・治療
5.8 認知症の食事による予防
5.9 精神による栄養状態の支配
5.10 まとめ
第6章 ブドウ糖・ショ糖と脳機能 [高田明和・小川睦美・石井幸江・高尾哲也・清水史子]
6.1 ブドウ糖の脳のエネルギー代謝
6.2 脳のブドウ糖輸送
6.3 ブドウ糖と脳機能
6.4 まとめ
第7章 糖質と健康 [小川睦美・高尾哲也・石井幸江・清水史子・高田明和]
7.1 健康と栄養
7.2 糖質とは
7.3 糖質の栄養機能
7.4 糖質をめぐる問題─最近の研究から
7.5 まとめ
第8章 摂食行動の調節[西条寿夫・小野武年]
8.1 摂食行動の定義
8.2 末梢性摂食調節因子
8.3 下位脳幹における摂食調節機構
8.4 視床下部における摂食調節機構
8.5 視床下部摂食調節系と情動・報酬系との相互作用
8.6 神経疾患と摂食異常
8.7 まとめ
第9章 画像による摂食異常の解析と臨床応用 [酒井晃二・中前 貴・飯田直子・安池政志・山田 惠]
9.1 摂食障害の画像法
9.2 画像所見
9.3 画像解析を用いた臨床研究
9.4 まとめ