シリーズ〈人文地理学〉 2 地域研究

村山 祐司(編)

村山 祐司(編)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

A5判/216ページ
刊行日:2003年09月20日
ISBN:978-4-254-16712-2 C3325

ネット書店で購入する amazon e-hon 紀伊國屋書店 honto Honya Club Rakutenブックス くまざわ書店

書店の店頭在庫を確認する 紀伊國屋書店

内容紹介

学際的色彩の濃い地域研究の魅力を地理学的アプローチから丁寧に解説。〔内容〕地域研究の発展と地理学/地域研究の方法/地域調査の重要性/発展途上世界・先進世界の地域研究/社会科学の中の地域研究/地域研究と地域政策/課題と将来

編集部から

目次

第1章 地域研究の発展と地理学
 1.1 地城の科学としての地理学
 1.2 地城研究の成立
 1.3 地理学と地域研究
 1.4 地理学における地域研究
第2章 地域研究の方法
 2.1 研究者の個性を活かす方法
 2.2 地域研究の枠組み
 2.3 パターンの発見
 2.4 要因の説明
 2.5 意味の解釈
 2.6 応用
 2.7 地域研究を深めるために
第3章 地域調査法
 3.1 地域調査の重要性
 3.2 フィールドワーク
 3.3 景観観察・聞き取り・記録の方法
 3.4 データの整理
 3.5 文献収集
第4章 発展途上世界の地域研究―ケニアにおける人間―環境関係を例に
 4.1 知識の社会的構築と社会の空間的構築
 4.2 ケニア・カンバ社会における農業集約化の時空間的動態
 4.3 ケニア・キクユ社会の空間的構築と抵抗のポリティカル・エコロジー
 4.4 フィールドにおける知識の社会的構築と「われわれの先進世界」
第5章 先進世界の地域研究―東ヨーロツパを調べる
 5.1 ヨーロッパを研究するということ
 5.2 東ヨーロッパ地城研究の視角
 5.3 ハンガリーの地域性
 5.4 エスニック集団と地城変化
 5.5 ヨーロッパをみる新しい眼
第6章 社会科学の中の地域研究
 6.1 現象の本質に迫る方法論の探究とその実践
 6.2 現象の本質に迫る深い理解
 6.3 現象の複雑さを理解する
 6.4 現象連鎖モデルの獲得
 6.5 一般性の探求/個性の探求との関係
 6.6 「敷衍可能性」の確保
 6.7 真撃な方法論の探究とその実践を
第7章 地域研究と地域政策
 7.1 時代の転換と地域政策
 7.2 地域政策形成の基本と政策過程
 7.3 地理学における地域政策研究
 7.4 土地利用制度導入に関する地域研究と地域政策―嬬恋村を例に
 7.5 政策評価システム構築の必要性と地域研究の役割
 7.6 科学的裏付けを持つ地域研究の必要性
第8章 地域研究の課題と将来
 8.1 新しいフロンティア
 8.2 地域研究の発想と方法
 8.3 地域研究の学際性と地理学的地域研究
 8.4 日本的アプローチと日本からの発信
 8.5 グローバルな課題と国際協力
 8.6 新しいフロンティアへの招待
文献紹介
索 引

執筆者紹介

【編集委員】杉浦芳夫,中俣 均,水内俊雄,村山祐司
【編集者】村山祐司
【執筆者(執筆順)】村山祐司,生田真人,中川 正,山下清海,上田 元,加賀美雅弘,永田淳嗣,戸所 隆,矢ヶ崎典隆

関連情報

ジャンル一覧

ジャンル一覧

  • Facebook
  • Twitter
  • 「愛読者の声」 ご投稿はこちら 「愛読者の声」 ご投稿はこちら
  • EBSCO eBooks
  • eBook Library