シリーズ〈人文地理学〉 5 空間の社会地理

水内 俊雄(編)

水内 俊雄(編)

定価 4,180 円(本体 3,800 円+税)

A5判/192ページ
刊行日:2004年07月10日
ISBN:978-4-254-16715-3 C3325

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内容紹介

人間の生活・労働の諸場面で影響を及ぼし合う「空間」と「社会」―その相互関係を実例で考察。〔内容〕社会地理学の系譜/都市インナーリング/ジェンダー研究と地理/エスニシティと地理/民俗研究と地理/寄せ場という空間/モダニティと空間

編集部から

目次

第1章 社会地理学研究の系譜
 1.1 社会地理学の概要
 1.2 社会地理学とは何か
 1.3 社会地理学の前史
 1.4 欧米社会地理学の形成
 1.5 「休みなき分析者」ハーヴェイの軌跡
 1.6 社会地理学と社会学-空間理論へのアーティキュレション
 1.7 新しい潮流としての批判地理学
 1.8 日本の社会地理学
 1.9 社会地理学の展望-空間と社会の理論へ
第2章 都市インナーリングをめぐる社会地理
 2.1 ちょっとした考現学から
 2.2 近代日本の都市構造の社会地理
 2.3 戦後のインナーリング
 2.4 インナーリングの都市論は?
第3章 ジェンダー研究と地理学
 3.1 地理学にとっての新たな視点
 3.2 ジェンダーという概念
 3.3 地理学とフェミニズム
 3.4 わが国の研究動向
 3.5 空間にあらわれたジェンダー関係
 3.6 関係性に着目した空間の見方
第4章 エスニシティと地理的空間
 4.1 エスニシティとは
 4.2 エスニシティ概念と地理学
 4.3 エスニック地理空間の諸相
第5章 民俗研究と地理学
 5.1 本章の課題
 5.2 民俗研究と地理学
 5.3 村落の民俗地理:ムラの空間構成
 5.4 都市の民俗地理:祭りの伝播
 5.5 「民俗研究と地理学」の可能性
第6章 寄せ場いう空間
 6.1 寄せ場とは何か-寄せ場の空間的概念について
 6.2 「スラム」釜ヶ崎-なぜここに寄せ場が生まれたのか
 6.3 暴動が創出させた空間-「あいりん地区」
 6.4 「スラム」釜ヶ崎から,「寄せ場」釜ヶ崎へ
 6.5 寄せ場という空間-生活と労働,そして文化
第7章 モダニティと空間
 7.1 社会と空間
 7.2 「地理的不均等発展」と空間スケールの生産
文献紹介
索 引

執筆者紹介

【編集者】水内俊雄
【執筆者(執筆順)】堤 研二,水内俊雄,吉田容子,杉浦 直,内田忠賢,丹羽純生,遠城明雄

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