朝倉日本語講座 9 言語行動

北原 保雄(監修)/荻野 綱男(編)

北原 保雄(監修)/荻野 綱男(編)

定価 4,950 円(本体 4,500 円+税)

A5判/280ページ
刊行日:2003年07月10日
ISBN:978-4-254-51519-0 C3381

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内容紹介

〔内容〕日本人の言語行動の過去と未来/日本人の言語行動の実態/学校での言語行動/近隣社会の言語行動/地域社会と敬語表現の使い分け行動/方言と共通語の使い分け/日本語と外国語の使い分け/外国人とのコミュニケーション/他

編集部から

目次

第1章 日本の言語行動の過去と未来
 1. 言語行動の過去と未来
 2. 日本人の言語行動の過去
 3. 日本人の言語行動の未来
 4. おわりに:最も人間らしい文化や言語行動へ
第2章 日本人の言語行動の実態
 1. いわゆる「日本語の国際化」に関すること
 2. 情報化・IT化に関すること
 3. 均一化あるいは自己保全
 4. 日本人の言語行動
第3章 学校での言語行動
 ―一次的ことばからこ次的ことばヘ―
 1. 教室でのディスコースがもたらすもの
 2. 「一次的ことば」から「二次的ことば」への移行
 3. 書くこと・考えること
第4章 近隣社会の言語行動
 1. 近隣祉会の言語行動とは何か
 2. 一次的近隣社会における言語行動
 3. 二次的近隣社会における言語行動
 4. 一次的近隣社会と二次的近隣社会の諸相
第5章 地域社会と敬語表現の使い分け行動
 1. 共通語中心社会と方言主流社会
 2. コミュニケーションと付加価値情報
 3. 方言主流社会の敬語論
 4. 日本語の敬語
 5. 共通語敬語の役割
 6. 方言構造の多層化
 7. 共通語の普及と敬語の簡素化
 8. 方言主流社会の共通語敬語と方言敬語
 9. ことばの使い分け行動と使い分けの基準
 10. 職業の違いとことばの使い分け行動
 11. 地域事情と敬語意識の違い
 12. 謙譲表現の「た」
第6章 方言と共通語の使い分け
 1. 「方言コード」と「共通語コード」
 2. 使い分けの発達と方言の機能
第7章 日本語と外国語の使い分け
 1. 多言語使い分けの諸相
 2. マクロ的・ミクロ的使い分け
 3. 言譜変種を使い分ける個人・言語変種を使い分ける社会
 4. 多言語使い分けの「誰」と「どこ」の問題
 5. 日本語環境の中の日本語母語話者<領域A>
 6. 日本語環境の中の他言語母語話者<領域B>
 7. 他言語環境の中の日本語母語話者<領域C>
 8. 他言語環境の中の他言語母語話者<領域D>
 9. 小笠原諸島欧米系島民の多言語使い分け
第8章 外国人とのコミュニケーション
 1. 本章の目的
 2. 基本的概念
 3. コミュニケーション上の問題点
 4. 円滑なコミュニケーションのために
第9章 電子メディア社会の言語行動
 1. コミュニケーション革命
 2. 早口化
 3. 携帯電話とルスデン話体
 4. ワープロの影響
 5. Eメールと言語行動
 6. 携帯メール
 7. 電子メディアによる言語行動の共通点
第10章 若者の言語行動
 ―移動体通信メディアとの関連で―
 l. ポケベルの利用と友人関係
 2. ケータイメール―携帯電話のポケベル的利用
 3. 携帯電話の通話利用と友人関係
 4. 選択的人間関係
第11章 言語行動の調査法
 1. 言語行動の見方・考え方―なぜ調査が必要か―
 2. 言語行動をどう調査するか―調査技法の分類―
 3. 観察法の問題点
 4. 実験法の問題点
 5. 質問法の問題点
 6. インターネット時代の調査法
第12章 言語行動の研究史
 1. 言語行動研究の分析枠
 2. ミクロの言語行動研究
 3. マクロの言語行動研究
 4. 言語行動の全体像:24時間調査・言語生活調査
 5. 言語行動研究の問題点
 索 引

執筆者紹介

【監修】
北原 保雄(前筑波大学)

【編集】
荻野 綱男(日本大学)

【執筆者(執筆順)】
J.V.ネウストプニー、江川清、内田伸子、沖裕子、佐藤和之、真田信冶、ダニエル・ロング、西原鈴子、橋元良明、松田美佐、荻野綱男、渋谷勝己

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