BOOK SEARCH
内容紹介
実験物理学者が懇切丁寧に書き下ろした本格的教科書。本書は基礎部分を詳述。とくに第7章は著者の面目が躍如。〔内容〕イントロダクション/粒子と場/ディラック方程式/場の量子化/量子電磁力学/対称性と保存則/加速器と測定器。
編集部から
目次
1. 序論
2. 粒子と場
2.1 粒子とは何か
2.2 場の概念
2.3 ローレンツ変換
2.4 自然単位
3. ディラック方程式
3.1 シュレーディンガー方程式の相対論化
3.2 平面波解
3.3 負エネルギー解の解釈
3.4 ディラック粒子の磁気能率
3.5 ディラック方程式の共変性
3.6 パリティ変換
3.7 荷電共役変換
3.8 カイラル表示とワイル粒子
3.9 マヨラナ粒子
4. 場の量子化
4.1 ラグランジアン形式
4.2 調和振動子の量子化
4.3 場の量子化
4.4 電磁場の量子化
4.5 ディラック場の量子化
4.6 ディラック粒子と電磁場の相互作用
4.7 ファインマンの伝播関数
5. QED;量子電磁力学
5.1 S行列
5.2 相対論的運動学
5.3 相対論的断面積
5.4 モット散乱
5.5 eμ散乱(スピン1/2をもつ粒子同士の散乱)
5.6 コンプトン散乱
5.7 ファインマン規則
5.8 放射補正とくりこみ
6. 対称性と保存則
6.1 連続対称性
6.2 2体系における回転対称性
6.3 不連続対称性
6.4 時間反転(T変換)
6.5 CPT定理
6.6 アイソスピン
7. 加速器と測定器
7.1 加速器
7.2 粒子と物質との相互作用
7.3 統計と誤差
7.4 粒子検出器
8. 付録(II巻に掲載)
8.1 ディラック行列
8.2 クーロンゲージでの電磁気学
8.3 断面積
8.4 回転と角運動量
8.5 C,P,T変換性
8.6 SU(N)の数学的準備
8.7 質量行列とT,CPT変換
8.8 フィールツ変換
9. 索 引
執筆者紹介
【編集】
荒船 次郎
江沢 洋
中村 孔一
米沢 富美子
【著者】
長島 順清(前大阪大学)