現代物理学[基礎シリーズ] 3 電磁気学

中村 哲須藤 彰三(著)

中村 哲須藤 彰三(著)

定価 3,740 円(本体 3,400 円+税)

A5判/260ページ
刊行日:2010年01月25日
ISBN:978-4-254-13773-6 C3342

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内容紹介

初学者が物理数学の知識を前提とせず読み進めることができる教科書。〔内容〕電荷と電場/静電場と静電ポテンシャル/静電場の境界値問題/電気双極子と物質中の電場/磁気双極子と物質中の磁場/電磁誘導とマクスウェル方程式/電磁波/他

編集部から

目次

目 次

1. 電荷と電場
1.1 自然界における相互作用
1.2 重力とクーロン力
1.3 場の概念と近接相互作用

2. 静電場と静電ポテンシャル
2.1 重ね合わせの原理
2.2 連続分布する電荷の作る電場
2.3 ベクトル解析
2.4 積分形のガウスの法則
2.5 静電ポテンシャル(電位)

3. ガウスの法則とラプラス・ポアソン方程式
3.1 勾配と面積分
3.2 発散と発散定理
3.3 回転と回転定理
3.4 回転定理と保存場
3.5 微分形のガウスの法則
3.6 電気力線と等電位面
3.7 ラプラス・ポアソン方程式

4. 静電場の境界値問題
4.1 グリーンの恒等式
4.2 ディレクレ,ノイマン条件
4.3 イメージ法
4.4 グリーン関数
4.5 静電エネルギー
4.6 コンデンサー

5. 電気双極子と物質中の電場
5.1 多重極展開
5.2 電気双極子モーメント
5.3 自然界の電気双極子と電気分極
5.4 物質の電気分極
5.5 電束密度と境界条件
5.6 電気分極と分子場
5.7 誘電体中の静電エネルギーとコンデンサー

6. 定常電流と電気回路
6.1 オームの法則
6.2 電荷保存則と連続の方程式
6.3 起電力
6.4 定常電流電気回路とキルヒホッフの法則
6.5 ジュール熱

7. 静磁場とベクトルポテンシャル
7.1 アンペール力と磁場
7.2 電流密度に対するビオ・サヴァールの法則
7.3 ベクトルポテンシャルとアンペールの法則
7.4 磁束と積分形のアンペールの法則
7.5 ローレンツ力

8. 磁気双極子と物質中の磁場
8.1 多重極展開と磁気双極子
8.2 磁性体とミクロな磁気双極子モーメント
8.3 磁化
8.4 磁化電流の物理的意味と物質中の磁場の強さ
8.5 境界条件
8.6 強磁性体

9. 電磁誘導とマクスウェル方程式
9.1 ファラディの電磁誘導実験とレンツ・ノイマンの法則
9.2 相対性原理と電磁誘導の法則
9.3 ファラディの法則
9.4 変位電流
9.5 マクスウェル方程式
9.6 物質中のマクスウェル方程式
9.7 電磁場のエネルギーとポインティングベクトル
9.8 電磁場の運動量

10. 準定常電流と交流回路
10.1 準定常電流
10.2 誘導係数
10.3 LCR回路

11. 電磁波
11.1 真空中の電磁場
11.2 偏光
11.3 物質中の電磁場と境界条件
11.4 光の反射,屈折
11.5 導体中の電磁波

12. 電磁放射
12.1 電磁ポテンシャルとゲージ変換
12.2 ダランベール方程式
12.3 先進,遅延ポテンシャル
12.4 スーパーポテンシャル
12.5 リエナール・ヴィーヒェルトポテンシャル
12.6 運動する点電荷の作る電磁場
12.7 ジェフィメンコ方程式
12.8 電気双極子放射
12.9 運動する点電荷の電磁放射

13. 特殊相対性理論
13.1 マイケルソン・モーレィの実験
13.2 ローレンツ変換
13.3 ミンコフスキー空間
13.4 固有時と相対論的運動方程式
13.5 電荷保存則と四元電磁ポテンシャル
13.6 電磁場のローレンツ変換
13.7 静電ポテンシャルのローレンツ変換
13.8 電場と磁場の相対性

執筆者紹介

【編集】
倉本 義夫
江澤 潤一

【著者】
中村 哲(東北大学)
須藤 彰三(東北大学)

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