現代物理学[基礎シリーズ] 5 量子場の理論 ―素粒子物理から凝縮系物理まで―

江澤 潤一(著)

江澤 潤一(著)

定価 3,630 円(本体 3,300 円+税)

A5判/224ページ
刊行日:2008年07月05日
ISBN:978-4-254-13775-0 C3342

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内容紹介

凝縮系物理の直感的わかり易さを用い,正統的場の量子論の形式的な美しさと論理的透明さを解説〔内容〕生成消滅演算子/場の量子論/正準量子化/自発的対称性の破れ/電磁場の量子化/ディラック場/場の相互作用/量子電磁気学/他。

編集部から

目次

1. 生成消滅演算子
1.1 量子力学
1.2 ボソン(ボース粒子)
1.3 フェルミオン(フェルミ粒子)
1.4 コヒーレント状態
1.5 粒子数と位相
1.6 グラスマン数

2. 場の演算子
2.1 多体量子力学ハミルトニアン
2.2 ボース場の演算子
2.3 フェルミ場の演算子
2.4 量子場の理論
2.5 電子と電磁場の相互作用

3. 正準量子化
3.1 振動,波動と相対論的粒子
3.2 実スカラー場
3.3 複素スカラー場
3.4 非相対論的場
3.5 相関関数
3.6 ネーター・カレント

4. 対称性の自発的破れ
4.1 強磁性
4.2 ヒッグス・ポテンシャル
4.3 シグマ模型 
4.4 非相対論的場
4.5 超流動
4.6 ゴールドストーン定理

5. 電磁場の量子化
5.1 マックスウェル方程式
5.2 正準量子化…
5.3 物質場との相互作用
5.4 アンダーソン.ヒッグス機構
5.5 質量のあるベクトル場(プロカ場)
5.6 超伝導

6. ディラック場
6.1 ディラック方程式
6.2 平面波解
6.3 正準量子化
6.4 電磁場との相互作用
6.5 ワイル場(質量ゼロのディラック場)
6.6 磁場中のディラック電子

7. 場の相互作用
7.1 ダイソン方程式
7.2 相互作用描像
7.3 生成汎関数
7.4 摂動論
7.5 有効作用
7.6 散乱振幅

8. 量子補正
8.1 正則化
8.2 繰り込み
8.3 不安定粒子

9. 量子電磁気学
9.1 ファインマン則
9.2 電子の自己エネルギー
9.3 光子の自己エネルギー
9.4 頂点関数
9.5 正則化と繰り込み

10. 非相対論的電子の場の理論
10.1 物質の中の電子
10.2 電子と光子の相互作用
10.3 電子とフォノンの相互作用
10.4 有限温度での量子場の理論

11. 汎関数積分量子化
11.1 虚数時間形式
11.2 温度グリーン関数
11.3 ボース場の汎関数積分
11.4 フェルミ場の汎関数積分

12. 有効作用と古典場
12.1 有効ラグランジアン
12.2 半古典近似
12.3 コールマン-ワインバーグ模型
12.4 有限温度での対称性の回復
12.5 BCS超伝導

A. 付録
A.1 時間発展演算子
A.2 経路積分公式
A.3 ローレンツ変換とディラック方程式

索引

執筆者紹介

【編集】
倉本 義夫
江澤 潤一

【著者】
江澤 潤一(理化学研究所)

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