現代物理学[基礎シリーズ] 9 宇宙物理学

二間瀬 敏史(著)

二間瀬 敏史(著)

定価 3,300 円(本体 3,000 円+税)

A5判/200ページ
刊行日:2014年03月25日
ISBN:978-4-254-13779-8 C3342

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内容紹介

宇宙そのものの誕生と時間発展,その発展に伴った物質や構造の誕生や進化を取り扱う物理学の一分野である「宇宙論」の学部・博士課程前期向け教科書。CCDや宇宙望遠鏡など,近年の観測機器・装置の進展に基づいた当分野の躍動を伝える。

編集部から

目次

1. 宇宙の観測
 1.1 宇宙膨張
 1.2 暗黒物質の発見
 1.3 宇宙マイクロ波背景放射と温度揺らぎの発見
 1.4 宇宙初期の元素合成
 1.5 銀河の3次元分布の観測
 1.6 宇宙の加速膨張の発見
 1.7 観測とその帰結のまとめ

2. 相対論的宇宙論
 2.1 一様・等方宇宙モデル
 2.2 ハッブルの法則と赤方偏移
 2.3 宇宙膨張を決める式とエネルギーの種類
 2.4 平坦な宇宙における膨張則
 2.5 ビッグバンモデルの困難

3. 宇宙の歴史
 3.1 宇宙膨張と脱結合
 3.2 宇宙初期の軽元素合成
 3.3 光子・バリオン流体
 3.4 等密度時から宇宙の晴れ上がりへ
 3.5 シルク減衰

4. 構造形成入門
 4.1 ハリソン-ゼルドビッチスペクトルと地平面
 4.2 重力不安定成長
 4.3 冷たい暗黒物質揺らぎの成長

5. 宇宙マイクロ波背景放射と温度揺らぎ
 5.1 光子・バリオン流体の音響振動
 5.2 温度揺らぎの記述
 5.3 CMB温度揺らぎの生成メカニズム
 5.4 CMB温度揺らぎの観測とその帰結

6. 素粒子と初期宇宙
 6.1 素粒子の種類と力
 6.2 素粒子論から予想される宇宙初期の出来事
 6.3 インフレーション理論
 6.4 密度揺らぎの生成

A. 付録 一般相対性理論
 A.1 等価原理と時空の曲がり
 A.2 測地線方程式と共変微分
 A.3 ニュートン極限
 A.4 曲率テンソル
 A.5 アインシュタイン方程式
 A.6 一様・等方空間

謝辞と参考文献

執筆者紹介

【編集】
倉本 義夫
江澤 潤一

【著者】
二間瀬 敏史(京都産業大学)

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